孫が生まれて初めてのお節句の贈り物は、男の子なら兜、女の子ならお雛様が定番です。
息子2人を育てた私ですが初孫は女の子、さて初節句を迎えるにあたりプレゼント事情も30年前とは様変わりしていてどうしたものか考えあぐねていました。
私が子供の時のお雛様
半世紀以上前、家にはその定番の雛飾りはなく毎年3月3日のひなまつりの日は、お雛様が描かれた掛け軸の前に小さな座卓を置き
・ガラスケースに入った日本人形
・幼児雑誌小学館「幼稚園」の付録で作った紙のお雛様
・幼稚園で作ってきた紙のお雛様
・ひなあられ
が飾ってあるだけでした。
それでも幼い私はそれが嬉しくて、3月3日は女の子の特別な日とワクワクしていたのを遠い記憶として覚えています。
床の間などはなく襖の鴨居から吊り下げた掛け軸でしたが、それが美人画で有名な竹久夢二直筆の掛け軸だったのです。
母方の祖父が東京の神田で商売をしていたときに、どういうツテかは知りませんが、立ち雛の絵の横に「〇〇さんへ」と祖父の名字が書かれた掛け軸でした。
何年か前にその掛け軸の鑑定をしてもらい、今でも実家で大切に家宝として保管されています。
お節句の贈り物は誰が送る?
初節句のお祝いは母方の実家が用意するのが一般的と言われていました。
今のように核家族の生活様式ではなかった昔は父方の親と同居の形が一般的で、お節句のお祝いの膳に招かれた母方の親は、初節句の贈り物を持参するという理由だそうです。
お節句の飾り物にこだわりのない実家で育った私は、30年以上前に長男が生まれたときもお節句のお祝いを誰がするのかということには無頓着でした。
今にして思えば初孫の男の子に大喜びだった義理の両親から、特にお節句の贈り物がなかったのは、母方の親が用意するものという認識だったのでしょう。
木目込人形が趣味の実家の母が、手作りの五月人形をプレゼントしてくれました。
今の時代はそのような決まりはないようですが、地域や世代によって考え方が違うので両家で話し合って決めるのがよいでしょう。
最近のお雛様の相場や種類は?
孫の初節句が近づいた頃、百貨店のお雛様売り場へ行ってみました。
私のような年代の女性がお節句人形売り場をウロウロしていると、店員さんが遠くから私の動きを目で追っています。
・親王飾り(殿と姫の人形を中心に屏風・雪洞・三宝菱台・桜橘が飾られています)
・三段飾り(親王と三人官女の5人の人形が段の上に飾られてます)
・コンパクトなケース飾り(飾り付けと仕舞い込みが簡単です)
どれも品のある顔立ちと、美しい衣装の人形たちにうっとり見惚れてしまいました。
いつまでも見ていたかったのですが10万円台~30万円台が主流で、とても手が出ない価格です。
店員さんがス~っと近づいてきたタイミングでその場を去り、高額なお雛様を背にしてフゥ~っというため息が出てきました。
家に帰ってネットでお雛様を検索するとお手頃価格のお雛様がたくさん販売されています。
お雛様の価格の違い
ネット通販では価格の幅が広く、10万円以下のお雛様も多く販売されています。
この価格の差はどこにあるのでしょう。
・職人が丹精込めた手作りの雛人形
仕立てた衣装をお人形に着付ける衣裳着人形
筋を彫った胴体に布地をはめ込む木目込人形
・生地の素材(正絹か化学繊維か)や着物の仕立方の違い
・道具の質の違いやサイズの違い
などで価格の差がでるようです。
お人形は顔が命なので好みの顔で選ぶのもよいでしょう。
住宅事情も考慮し予算の範囲内でネットで探すのも楽しいと思います。
お雛様を贈る時期
お節句の1ヶ月前の立春(2/4)から2月の中旬に飾るのが一般的とされています。
プレゼントする場合はそれに間に合うように贈るのがよいでしょう。
百貨店やオンラインストアでも11、12月頃から販売され、人気のお雛様は完売になるようです。
孫へ贈るお雛様決定
百貨店のお雛様にため息をついてしまいましたが、
息子から今から購入予定だというお雛様の写真が送られてきました。
それがこちらのお雛様です。
ディズニーのお雛様とは想像もしていませんでした。
このような商品があることも知りませんでした。
ゼロがたくさん並ぶ百貨店の商品の残像が脳裏にまだ残っていて
「これならお安い御用!」とディズニーのお雛様を私がプレゼントすることに決めました。
名前の木札付きで贈るとさらに見栄えがよくなりおすすめです。
オルゴール付きの札もあります。
同性の孫二人目の場合はどうする
娘を災いから守り幸せを祝って飾るお雛様です。
経済的、住宅事情などにより難しい場合もあると思いますが、今はたくさんの種類の中から個々の事情に合ったお雛様を選ぶことができます。
2人め3人めにもライフスタイルに合わせたお雛様を選んでみてはいかがでしょうか。
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