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真夏の脱水で脳梗塞発症|常備薬は抗血小板剤

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16年ほど前から服用しています。まだ40代でした。
猛暑の夏、脱水症状から血液ドロドロになり小脳梗塞になってしまったのです。

抗血小板薬とは

血管がつまらないように血液サラサラにするお薬です。
虚血性心疾患や、虚血性脳血管障害後の再発抑制に投与されるお薬です。
私の場合はプラビックスを処方され服用しています。成人は75㎎の白い錠剤を一日一錠服用します。

小脳梗塞になった原因

当時、中2と高2の息子2人は野球部に所属していました。
親はもちろん家族総出で息子たちを応援です。父母会の役員の仕事も請負い、毎週土日の遠征試合にもついていきました。

息子の追っかけといったところです。父母会のお手伝いは大変ではありましたが、それ以上に野球観戦の楽しさに夢中でした。遠征試合の時は球場からトイレが遠いことが多くつい面倒になり、猛暑にも関わらず水分を控えることがたびたびありました。

ある休日の朝、体がだるく、軽い頭痛もあり、体調が悪いながらも、試合に向かう息子たちを送り出し、一息ついてクーラーの効いた部屋に入った瞬間でした。首筋に一瞬の違和感を感じ、そのまま目眩とともに倒れてしまったのです。天井が上下するような激しい目眩でした。しばらく起き上がれず、嘔吐もありました。

1時間ほどその場に寝ていたでしょうか。少しずつ目眩は収まりなんとか起き上がることができたのです。
その時はまさか脳に異常があるとは思いもせず、初めての目眩に更年期のせいだと思ってしまいました。

翌日、念の為に受診した脳神経外科で、脳に異常があるからと紹介状を書いてもらい、そのまま大学の附属病院へ行きMRI検査(脳・脳血管の撮像)をしました。

病名は小脳梗塞

そこで医師から告げられたのが、小脳梗塞です。
小脳部分の血管が詰まって脳梗塞を発症していると言われました。
「あと少しずれてたら脳幹が損傷して半身不随でしたよ」
そのまま入院です。点滴で治療をし、後遺症は全くなかったので1週間で退院できました。

いろいろ検査もしましたが、脳動脈瘤などの脳血管の異常はなく、高血圧でも高脂血症でもなくこれといった原因はないが、脱水・疲労・ストレス等により血液がドロドロになり血管が詰まってしまったのでしょうとのことでした。

一過性脳虚血発作

実はその数ヶ月前から、疲労感が半端なく、常に頭の芯が重たく、急に片方の手足の力がカクン!と抜けるなどの症状がありました。夏の野球の試合が終わったら、病院へ行こうと思っていた矢先でした。

この症状は一過性脳虚血発作(TIA)というのだそうです。この知識があったら、無理をせずもっと早く受診してこんなことになっていなかったかも知れません。

それから1年後、医師からそろそろ抗血小板薬の服用は止めても良いでしょうと言われていたときです。
今度もやはり早朝です。脳貧血のような状態でまた倒れてしまいました。呂律もまわりません。記憶にないのですが何か叫んでいたらしいです。

すぐに救急車で病院へ、MRI検査の結果は異常なしでした。一過性のものだったようですが、呂律が回らなくなったのはさすがにショックでした。

年に1度のMRI検査

その後、大学病院ヘは薬をもらうために数ヶ月に1度通院、そして年に1度はMRI検査です。

専用の検査服に着替え、身につけてる金属をはずして検査室に入ります。MRI装置に仰向けに寝て頭を固定され、撮影中に大きな音がするので耳栓をしてから、狭い筒のような機械の中に入っていきます。

初めての時は、検査というだけでこの大きな装置に緊張しましたが、だんだん慣れてきました。閉所恐怖症でもないので大きな音を聞きながらウトウトしてるうちに15~20分ほどで終わります。やさしく介添えしてくれるので安心です。恐いことはまったくありません。

大学病院からかかりつけ医へ

2018年4月から始まったかかりつけ医制度をきっかけに、大学病院から地域医療機関の脳神経外科クリニックへの通院へとなりました。
今までと比べると、初診料に加算がされていて、初診料の負担がだいぶアップしてしまいました。大学病院の時のように予約しても2時間待ち、会計や処方箋をもらうのに1時間待ちのようなことはないのが利点でしょうか。
毎回、問診と血圧測定と薬の投与のみになりました。症状が安定しているためかMRI検査はまだ一度もしていません。

当時は医師からも「若いのに珍しいです」と言われなかなかこの病気を受入れることができませんでしたが、健康への気遣いはかなり慎重になりました。(何事にも臆病になりました)

結局は、無理がたたっということですが自分の身体を過信していました。何でも請負ってしまう性分も反省しきりです。

その後、後遺症などの症状も一切なく16年過ぎました。もう薬を飲まなくてもいいかなと思うのですが医師は服用止めましょうとは言ってくれません。

一生このお薬とお付き合いです。特に副作用がないのが救いです。


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