シニアライフ 一人暮らし

ベランダで初めてのイチゴ栽培|うどんこ病対策

シニアライフ

おひとりさま生活は自由、お気楽ではありますが、生活になにか物足りなさを感じます。
それは何かといいますと、愛でるもの世話するものがないことであります。もともと世話好きの性格であるがゆえになにかを育てたい世話したい気持ちがわいてくるのです。

まずは手始めに、ガーデニングの知識も経験もありませんがベランダでイチゴを育てることにしました。
ちょっとハードルが高すぎたかも知れません。

イチゴの苗を購入

一昨年の11月上旬、近くのホームセンターでイチゴ(とちおとめ)の苗を1つだけ購入しました。税込み125円です。
その数ヶ月前に、プランターと野菜・果物用の土・石・肥料のセットを買ってきて小松菜を植えたのですが、アブラムシの大群でギブアップ。
そのプランターにこのイチゴの苗を植えてみました。

順調に苗は育ちます。

なにか葉っぱに白いものが(~_~;)うどんこ病?

すくすくと生育していたいちごの葉っぱの表面にうっすらと白い粉のようなものが発生してきました。どうやらうどんこ病のようです。
前回のアブラムシに代わって今回はうどんこ病との闘いです。

うどんこ病

葉っぱの表面に白いカビ(糸状菌)が生える病気です。白くなった部分は光合成が阻害され、放っておくと植物の生育にも影響し早めの対策が必要です。また、つぼみについてしまうと開花を阻害してしまいます。


うどんこ病は早めの対処が必要とのことで、白くなった葉をまめに切り取ったりもしましたが、せっかく咲いた花のガクの部分もうどんこ病に覆われてしまいました。
なんとか生き延びさせるために、急いでスーパーの園芸品売り場でスプレー式の殺虫剤を購入してきました。こちらの商品です。

<商品ラベルの説明書き>
・人と自然にやさしい殺虫殺菌剤「虫や菌(うどんこ病・灰色かび病)を食品成分の膜で包み込んで退治」
・収穫前日まで何度も使える
・アブラムシ・アオムシ・ハダニ・うどんこ病・灰色かび病


希釈せず、スプレーでそのまま病気の部分に吹きかけるだけなので簡単です。
野菜や果物は口にするものなので、安心できます。

病気の部分に吹きかけてなんとか病気をとりのぞき、わずか数個ほどでしたが無事イチゴの実がなりました。

茎にもうどんこ病が!なんとか色づいて!
立派なイチゴが実りました。。。。が
もしや うどんこ病の残骸か??

大好きなイチゴがベランダで実ったことに感動でしたが、気のせいか実の表面にちいさい白っぽいものが(~_~;)
これ、食べても大丈夫?か心配しましたが、うどんこ病に感染した野菜は味が落ちるが人体に影響はないとどこかに書いてあり、毒味してみることに。

なんと!めちゃくちゃ美味で感動でした。自分で育てた分、美味しさが増していたのかもしれません。その後お腹の調子もなんの問題もありません。

さて収穫が終わるとランナーが伸びてきます。この時点でランナーって何?と調べながらのイチゴ育てです。ランナーが何本も伸びてきます。

イチゴのランナー

4月の下旬から5月頃に、茎からから細いツルが伸びてきますがこれをランナーと言います。
伸びたツルの先に葉っぱと根が伸びて子株が育ちます。

ランナーが何本も伸びてきます


まだ収穫が終わらないうちに伸びてきたランナーは切り取ります。収穫が終わったころに、収穫がよくできて病気のなかった親株から伸びるランナーの子株を、別の鉢や培養土ポットで根付かせます。

今回はうどんこ病になってしまった親株ですが、伸びてきたランナーの親株から2つめか3つめの子株を選んで苗作りします。
直径30センチほどの丸い鉢に根付かせました。こちらの土はずっと放ったらかしだった古い土に、100円ショップの【古い土の再生材」を混ぜた土です。

子株の間隔は30センチくらい離したほうがよいのですが、欲張りなので3つの子株を狭い鉢の中に根付かせてしまいしました。

3つの子株が生い茂っています
次から次へと花が咲きます

実を結びました
色づいてきました

鳥に食べられないうちに収穫します
2センチくらいの小粒です

再生材を利用した古い土でも栽培できました。
狭い鉢の中の3つの株はそれぞれに多くの花を咲かせたのですが、受粉が上手くいかずなかなか実を結びませんでした。受粉は綿棒でチョンチョンとやってみたのですが、耳かきの反対側に付いているフワフワした梵天(ぼんてん)のほうが良かったかもしれません。

毎日の水やりと途中数回の肥料、今回は昨年のようなうどんこ病にもならず、病気に関しては順調でしたが、実になった確率が少なかったのが残念です。

今年の無農薬のイチゴ、もまたさらに美味しくいただきました。

3シーズン目もイチゴ収穫

今年も花はたくさん咲きましたが実を結んだのはわずか6、7個。
でもベランダでイチゴが育つことに感動です。

気のせいか今までで一番色ツヤいいかも

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感想

肥料、土、鉢の大きさや防寒対策など何もこだわらずに、すでにあるもので手軽に始めました。
毎日の水やりと思いついた時の肥料やりだけでしたが、適当なおおざっぱな性格が功を奏し、肥料過多にならず花はたくさん咲きました。育てる過程を楽しみながら、最後には美味しいイチゴが食べられますのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今年もランナーから子株を育て、また来年イチゴを育てようと思っています。


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