UR賃貸の入居時のトイレは洋式O型普通便座です。
新品で気分は良かったのですが、何十年と温水洗浄便座で生活してきたので、なんとも生活の満足度が低下したような感じでした。
温水洗浄便座しか知らない息子たちも、ここに来るたびに不満気です。
しかし人生、和式トイレからスタートした私にとっては、洋式トイレは贅沢品、温水洗浄がなくても問題なし!ということで1年間シンプルな洋式便座で我慢してみました。
1年経って一人暮らしの生活も落ち着いてきた頃、やはり必要最低限の贅沢品は必要だと感じ、ウォッシュレットを取り付けることにしました。
量販店に行って商品を探したのですが、おそらく最新式のものが展示されているのか、工事費も含めたら大幅な予算オーバーとなってしまいます。
悩んだ末にネットでレビュー評価もよくコスパのいいこちらの商品を注文しました。
基本取付工事を希望することもできますが、本体のみを購入し自分で取付けてみることにしました。
アースの意味もわからないド素人ですが、事前に「ウォッシュレット自分で取り付け」の動画を何度も見ているうちに、なんだかできそうな気分になってきたところで楽天でポチっとしました。
もしも、途中でギブアップした場合を想定し、地元のトイレ修理・交換業者もチェックしておきました。
ウォッシュレトの取り付け手順
いつもせっかちな私も今回ばかりは商品の「取扱説明書」と「施工説明書」をまず熟読します。
施工に必要な工具等を確認します。
「ご準備いただくもの」として
メジャー・マイナスドライバー・プラスドライバー・スパナ・モンキーレンチ・バケツとぞうきん
とあり、マイナスドライーバーだけなかったので100円ショップで購入してきました。
どこの家にも置いてあるシンプルな工具でできるようです。
他に「フレキシブルパイプで接続する場合は購入が必要です」とあったのですが、フレキシブルパイプって何のことかわからずここでちょっと不安になります。
プレキシブルパイプとは
給水給湯用に使用されるステンレス製の曲げられるパイプです。
フレキシブルは英語のflexible(曲げる、融通のきく)の意味で、フレキパイプ、フレキ管とも呼ばれています。
ここのトイレには不要なのでひと安心です。
古い便座の取り外し
UR賃貸は、入居すると居室内の取扱説明書ファイルを渡されます。そのファイルの中に設備リストとそれぞれの取扱説明書が入っています。
その中の「普通便座取扱説明書」を見ながら着脱していきます。
1. 便座下側のナットをゆるめます。
2. 便座のふたの陰にある着脱ヒンジというハンドル(左右ともに)を外側に回します。
3. そのままヒンジを持ち、垂直に引き上げて便座を外します。
これは簡単です!
止水栓を止める
1. ここのUR賃貸のトイレの止水栓はマイナス溝タイプですのでマイナスドライバーで止水栓を回して止めます。施工後は元に戻すので、このとき何回まわしたかを覚えておく必要があります。
どっちが上だったかテープなどで印をつけとおくと良いと思います。
2. ロータンクの水を全部流し切ります。
分岐金具(給水ホース)を取り付ける
1. 配管内の残水が出るので、止水栓の下にバケツを置きます。
2. スパナでボルトを回し既設の給水ホースを外します
ここの間に分岐金具をとりつけます
こちらは既設の給水ホース
3. 分岐金具を、止水栓側と給水ホース側を確認し、同梱のパッキンの種類(色と厚さ)を間違えないようにして取り付けます。分岐金具は回り止めのためモンキーレンチ等で固定しながら手で仮止めしてスパナで締め付けます。
止水栓にもいくつかタイプがあり、どのタイプか見極めるのにも施工説明書とにらめっこです。
・フレキシブルパイプが必要なタイプ
・既設の給水ホースがあるタイプ
給水ホースがあるタイプでしたので、次はいよいよ本体取付けです。
本体固定板を取り付ける
便座の本体の裏に固定版がついています。
1. 本体裏面より本体固定板を取り外します。
2. 本体固定板を同梱の取付けボルトで軽く締めます。
3. 本体固定板の位置を決めるための同梱の型紙を使用し、取り付け位置を確認してから本締めします。
本体を取り付ける
いよいよ便座の本体の取付けです。
1. 本体固定板の中心と本体の中心を合わせます。
2. 本体を少し浮かせながら「カチッ」っと音がするまですべらせて押し込みます。
3. 本体を軽く手前に引っ張ってしっかり固定されていることを確認します。
給水ホースを本体に取り付ける
重要:給水ホースを正しく取付けないと重大な水漏れの原因
の注意書きにビビる!!
1. 給水ホース(先程止水栓の下に取付けたホースの反対側の端っこ)を本体接続口にまっすぐ差し込みます。(接続口は本体の裏側なので覗き込みながら手探りではめ込みます)
2. 給水ホースと本体接続部に、クイックファスナーをパチっと音がするまで差し込みます。
3. クイックファスナーのフックをパチっと音がするまで固定します。
以上、必ずパチっとパチっと差し込むことが重大な水漏れを防ぐことになります。
アース線の接続
漏電を防ぐために水を使う家電製品はアース線をとりつけて、家電の電気を逃すという漠然とした知識しかなく、自分で取付けたこともなければ取付ける様子を見たこともありませんでした。
いつも知らない間に洗濯機にアース線がついていて、どうやって繋がってるのか見ても全くわからない程度でしたが納得するまで調べました。
アース線の取付けには電気工事士の資格は不要で、簡単にできるという写真付きの説明を見ながら無事取付けることができました。
古いUR賃貸の建物ですが、アース付きコンセントが設置されていたので良かったです。
止水栓を開ける
1. 最初に締めた止水栓を元に戻します。
2. 水が回りに飛び散らないように、本体梱包用のポリ袋などを便座と便器の間にはさんで取扱説明書に沿って漏電テスト、試運転をします。
問題なく稼働しましたら、以上でウォッシュレットの取付け完了です。
住宅の模様替え願
管理事務所に「住宅の模様替え等届」を提出します。
今回のウォッシュレット設置は原状回復義務は「免除」となっております。
女性ひとりでも2時間ほどで取り付けることができました。
すでに5年過ぎましたが、水漏れもなく快適なトイレ空間となっています。
費用の節約にもなりますのでぜひお試しください。ご参考にしていただけましたら幸いです。
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