くら寿司大好きの知人に勧められ、自宅からちょっと遠いですがくら寿司へ行ってきました。
「最近の回転寿司は、お寿司だけじゃなくて麺類もデザートも充実してるわよ」
「主婦同士のランチやティータイムもくら寿司はお勧め、ゆっくりお食事できるわよ」
と連日聞かされ胸踊らせながら行ってきました。
11:00の開店と同時にお店へ入ると
「いらっしゃいませーー」の声もなし、一瞬戸惑いながら目の前の自動案内機へ。
人数「1人」をタッチして決定ボタンを押すとテーブル番号「38」と書かれた案内票が出力。
広い店内の奥まで見渡して38番の席を探しましたが探すまでもなかった。
10席ほど並んだ一人席はすぐ目の前、右から2番めが38番席。
「えっ?!ここの席?せまっ!!」
着ていた分厚いダウンコートをかける場所も置き場所もなく、ダウンを椅子の背中に押しつぶしバッグは胸元に抱えながら身動きもできない状態。
おしぼりがない、湯呑みがない、割り箸はどこぞや、しばらく席で固まり隣の席の男性をチラ見。
真似しようにも仕切りがあって見えないわからない。
視線を上に向けると注文用のタッチパネルの両脇に湯呑み茶碗発見。
次に注文の仕方がわからない。
タッチパネルの「はじめてのご利用ガイド」を老眼鏡かけながら読み、ようやく理解。
タッチパネルで注文していきます。右手を思いっきり伸ばさないと届かない高さで最後は右肩に疲労感。
まずは定番のハマチ、マグロ、イカ
知人お勧めの「胡麻香る担々麺」490円也。
今日はこれが食べたかった。期待しすぎて感動薄し。
子どもたちが小さい頃、回転寿司では
「デザート禁止! 寿司屋に来たら寿司を食え!」
と我が家の回転寿司ルールなるものがあり、子供たちには可哀想な思いをさせたなと、少しだけ反省。
そんな昔を思い出しながら奮発してカニを注文、カニの味はした。
気を取り直して締めで注文したイワシがいちばん美味しかった。
テーブル席がたくさん空いてるのに一人席に追いやられ、肩幅ほどしかない席でもくもくと食べるお寿司は味もそっけもありませんでした。
皿を目の前の穴に入れていくのもなんだかなぁ。ビッくらポン?いりません。
値段ごとに積み上げたお皿を数えて会計する楽しみもなし。
最後の会計のときだけすーっとスタッフが席に来て
「ご注文の品は全てお済みですか?」「はい」とたった2言の会話で終了。
胡麻坦々の汁で汚れた「38」の案内票を持ってレジへ向かうとここもセルフレジ。
初めてのおひとり様回転寿司は、食を楽しむという満足感ないいまま撃沈。
ひとりでは2度と行かないと思います。