梅雨の晴れ間に、紫陽花の名所としてちょっとした観光スポットになっているお寺へ行ってきました。

帰り際に参道沿いのお土産屋さんの前を通ると、連れの知人がさっと手を伸ばして
「あったあった」と芋がらを購入。
太い切干大根のような、かんぴょうのような
「これは何?」
と私は見るのも聞くのも初めてでしたが、お試しに買ってみました。

芋がらとは
芋がらとは、里芋などの葉柄の茎の部分を乾燥させたもので、ずいき(芋茎)と呼ぶ地域もあります。
芋がらは昔から保存食、健康食として重宝されてきました。
芋がらの種類
ずいきの葉柄の色や栽培方法の違いにより主に、赤ずいき、白ずいき、青ずいきの3種類に分けられます。
赤ずいき
葉柄の赤い八ツ頭や唐芋などから採れます。もっとも流通量が多く、一般的にずいきと呼ばれるのは赤ずいきです。アクがあるので下処理が必要です。
白ずいき
赤ずいきを日光を遮断して軟白栽培したのが白ずいきで、アクが少なく上品な味わいが特徴で高級食材として用いられています。
青ずいき
ハス芋の茎で、緑色をしています。里芋の仲間ですが芋は食べず葉柄のみを食用とします。
芋がらの産地
主な国内の産地は徳島県、石川県、三重県、大阪府、奈良県、富山県、新潟県、山形県など各地域で作られています。
ここ東京近郊にも売っていました。
芋がらというのを知らなかったので、いままで目に入ってこなかったのかも知れません。
もしかしたら気付かずに食べていたかも知れません。
芋がらの旬
初夏から夏(特に6月から9月)にかけて収穫され、市場で販売されます。
芋がらの栄養
栄養価が高く昔から健康食材として親しまれてきた芋がらです。
食物繊維・・便秘改善
カリウム・・高血圧予防
カルシウム・・骨や歯を丈夫に
ミネラル・・健康維持に
ビタミンAやC・・抗酸化作用で老化防止や免疫力向上
今後の食生活に取り入れること必須です。
芋がらのレシピ
芋がら自体にほとんど味はなく、くせがないので煮物、味噌汁、酢の物、和え物、天ぷらなどいろいろな料理に適しています。
さっそく芋がらを使って煮物を作ってみました。





たっぷり作って翌日のお弁当に持参しました。
お味は
シャキシャキフニャフニャとした独特の歯ごたえがクセになりそうです。
たくさん作りましたが、薄味で調理したので2日で食べきってしまいました。