フラフープ、子供の頃流行ってました。
いえ、爆発的な大流行は私が生まれる一年ほど前でした。フラフープは持っていなかったのですが当時、近所のお姉さまたちが遊んでいたという記憶があります。
1958年にアメリカで大流行したフラフープが日本でも爆発的に売れて、一大ブームを起こしました。
しかしその直後、路上での交通事故や腸捻転の原因になるのではないかとの健康障害が検討され、わずか40日でフラフープのブームは終焉してしまったのだそうです。
(後にフラフープと腸捻転の因果関係は科学的に否定されています)
その割には、フラフープを回す当時のお姉さまたちの姿が鮮明に記憶に残っているのです。テレビの映像の記憶かもしれません。
そして「私もフラフープをクルクル回したい!絶対に簡単に回せる!私にはできる!」と思い続けて50ウン年。
フラフープを購入
駅ビルに入っている3Coinsのお店でフラフープをみつけました。エクササイズコーナーに組み立て前のバラのパーツが袋に入った状態で置いてありました。3Coinsは季節ごとに商品陳列の入れ替わりが頻繁なので即買いです。
購入したこのフラフープは輪を8本に分割しており、自分で組み立てるものです。サイズは直径80cm、パーツを差し込んで止めるだけの簡易なもので10分もあれば組み立てられ、あっという間にフラフープの輪になります。
喜び勇んで腰で回してみましたが、1回転することもなく無残に足元に滑り落ちてしまいました。何十回、何百回やってもフラフープは私の腰の回りを回転してくれません。
サイズが自分の体に合ってない?軽すぎる?とグッズのせいかもと思い始め、簡単だと思っていたのに回せない現実にあきらめて、しばらくフラフープを放置します。
2000年代に入りフラフープブームが再燃し、ネットでも多くの種類のフラフープが販売されています。
フラフープの回し方
少し時間を置いて気を取り直します。
腰を回せばフラフープは腰の回りをクルクル回ると思っていたのですが、腰は回さないのです。
・足を肩幅くらいに開く
・片足を少し前に出す(右回しの場合は右足、左回しの場合は左足)
・フラフープを水平に持って背中にピッタリつける。
・回し始めは手で勢いをつけてフラフープを水平に押し出す。
・腰は前後(または左右)に動かす。
動画などを参考にあきらめることなく挑戦し続けた結果、腰の回りをクルクル5回ほどまわった時点で少し勘をつかみます。自転車に初めて乗れた時のように、一度感覚をつかむと体がその感覚を覚えます。
何度も何度も練習を繰り返し、腰の回りを何十回もぐるぐる回ったときは久しぶりの達成感を味わいました。
絶対無理だと思っていたことも努力すればできる、年齢は関係ないということも実感しました。
フラフープの効果
ダイエット
フラフープは有酸素運動なので、健康やダイエットにも効果があると言われています。10分ほど続けて回すことで脂肪が燃焼しダイエットにつながるのです。有酸素運動とは、ウォーキング、ジョギングや水泳などのような長時間継続して行う運動です。
筋肉を鍛える
フラフープを回し続けることで腰のインナーマッスルや体幹を鍛えることができます。
腹筋や脇腹にある腹斜筋も鍛えられ、ウエストのくびれにもつながります。
腰痛に効く
腰回りの筋肉を鍛えることにより、腰痛予防につながります。
7,8年前に腰痛のため整形外科でレントゲンを撮り、加齢による腰痛すべり症と診断されました。軽症のため特に治療するということはなく、腰回りの筋力を鍛えるようにと「腰痛予防のための筋力体操」の冊子を一冊渡されました。
毎日持続するのは難しいですが、腰痛解消にはストレッチや腹筋が不可欠なのです。
相変わらず、腰痛は続いていますがこのフラフープのお陰かストレッチのお陰かとりあえず悪化は防いでいるようです。
便秘解消
便秘解消には腹部のマッサージが効果的です。
フラフープで腰を動かしお腹まわりを刺激することで、便秘解消に効果的とも言われています。
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