不動産事務所での賃貸管理の仕事も2ヶ月半が過ぎ、電話応対にもだいぶ慣れてきました。
毎日、管理してる物件の入居者からいろいろなトラブルの電話が入ります。
生活に関するトラブル
・隣、上下階がうるさい
・ゴミが散らかっている、ゴミ出しのマナーが守られていない
・大型ごみが放置してある
・雑草が生い茂っている
・自分の駐車場に他の車が止まっている
設備関係のトラブル
・電灯が切れた
・蛇口から水がポタポタ流れる
・キッチンの排水口が詰まっている
・給湯器が故障してお湯がでない
・換気扇の音がうるさい
・エアコンのリモコンが壊れている
・ガラスが熱割れしている
修繕に関しては業者に依頼して対応しますが、難しいのが居住者間のトラブルです。
騒音に関しては人それぞれ生活リズムや感じ方が違うので、状況を確認しながら丁寧に適切に対応していかなければなりません。
今日も朝から苦情の電話がありました。
管理している物件の近隣の住人から
「〇〇アパートの前のゴミ袋がカラスに荒らされているから今すぐ片付けに来てください」と。
電話を受けたのは私ではありませんが
「〇〇さん(私のこと)〇〇アパートへ行って掃除してきて!」
「入居者への注意喚起のチラシをすぐ作ってポストに入れてきて!」
「ついでに通路と階段の掃除もしてきて!」
と容赦なく新人高齢者の私に掃除の任務を指示してきます。
不慣れながらも注意喚起のチラシを作り、ゴミ袋・ほうき・チリトリ・軍手等々を車に詰め込み現場へ直行すると、カラスがプラスチックの空の弁当箱をくわえて何羽も飛び交っていました。
近くを通り過ぎる保育園児にも危害が及びそうなほどです。
想像以上に荒らされていて、道路いっぱいに散らかったゴミを鼻をつまみながら掃除をしていると、80代くらいの入居者のお爺さんが近寄ってきました。
「ゴミ出しのマナーを守らない人がいるので困っている。いつも自分が片付けている。アパート回りの雑草もいつも自分がきれいにしている」とかなりストレスがたまっているようでした。
ひとしきり話し終えたあと私が一通り話を聞いてあげたのが良かったのか、
「今日は綺麗なお姉さんが掃除しに来てくれてよかったよ」とお世辞を言いながら少し気持ちが落ち着いたようでした。
カラスのゴミ掃除に夢中になってたら通路と階段の掃除はすっかり忘れ、
事務所に戻ってきても、生ゴミの匂いが鼻の奥に染み付いている感覚が残り、
お爺さんのお世辞にモチベーションあげるしかない今日のお仕事でした。
おしごと奮闘記その2|カラスに荒らされた生ごみのお片付け
