先日チェーンを交換し、駅までの往復を快適に自転車で滑走~~~
年甲斐もなく調子こいて毎日颯爽とペダルを漕いでいました。
自転車運転歴50年、違反・事故なしの優良ドライバーが初めて転倒、怪我をしてしまいました。
前に歩いている人を追い抜こうとしたとき
薄暗くなった小雨交じりの夕方、レインコートを着るほどでもなく細かい雨滴に顔を濡らしながら自転車で家路に向かっていました。
ちょうど道路が狭くなる手前で、前方に道を塞いで横一列に並んで歩く若者の男性が3人。
自転車のベルを鳴らしたわけではありませんが、後ろに迫りくる私の自転車に気づいてくれて左側の若者が少しだけ右に寄ってくれました。
自転車で追い抜くときはいつも右から追い抜くのですが、左側にわずかなスペースを空けてくれたので若者3人の左側をすーっと追い抜こうとしたその瞬間、左側の段差の溝にちょうどタイヤがはまってしまい、よろけそうになります。
まずい!!と思いましたが、すぐ右には若者3人、いちはやく通り抜けようと思ったときその段差を自転車のタイヤは乗り上げることなくそのまま右側に転倒してしまいました。
やってしまった!!
若者3人も自分たちの真ん前で、突然中年のおばさんの自転車が派手に倒れて驚いたのでしょう。
「俺達が並んで歩いてたからだ」と少し反省している様子。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫ですか?」 3回聞いてくれました。
大丈夫じゃない(泣)と心の中で叫びましたが、転倒したショックと恥ずかしさで終始無言だったので少しは心配してくれたのでしょう。
あなたたちのせいではないのよ!
自分が無理に追い抜こうとしたのがいけなかったのよ!
とまた心の中で気持ちを落ち着かせ、気丈にいつもの颯爽とした漕ぎっぷりでその場を立ち去りました。
3箇所の擦り傷
家に帰って、とりあえず雨と泥で濡れた服を上下ともに脱ぎ捨てます。
雨で濡れた道で派手に転倒した割には着ていた服に汚れ破れなどのダメージはありませんでした。
左足の内側のくるぶし
右側の膝小僧
右の肘の3箇所に擦り傷がありましたが、転倒の勢いからしたら小さな擦り傷で打撲もそれほど痛くはなく、軽症ですんでよかったと一安心。
翌日数カ月ぶりに会った1歳半の孫も問題なく抱っこできて、この日の自転車転倒は笑い話となりました。
1週間後の胸の腫れ
擦り傷の傷口も打撲のあとも徐々に回復しはじめた1週間後、寝起きに右肩周りに痛みを感じて目が覚めます。
打撲の痛みというより凝り固まった筋肉痛のような痛みで、この1年間ネット民となった私もとうとうストレートネックになってしまったと思い込んでしまいました。
さらに肩から右胸にかけての痛みとともに鎖骨のちょうど下部分がわずかに腫れています。
まさか先週の転倒が今になって腫れてきてるのか?とちらっと思いましたが、ストレートネックに効くというストレッチをしてしまいました。
気のせいかすこし痛みが和らいできてこの日は右肩周りの痛みも気にならなくなりました。
数日後皮下出血現る
その2、3日後入浴の前に鏡をみると、右胸にギクッとするほどの皮下出血の青いあざが現れていました。
自転車で転倒した時の外傷は小さくて済みましたが、倒れたときに右腕の部分がちょうど右の胸の横の部分を強く圧迫し打ち身となっていたのです。
その際に深い部分で内出血を起こし、表面にまで広がってきてしまったようです。
年齢による回復力の低下もありますが、服用している抗血小板薬は皮下出血のあざを起こりやすくするのです。
胸に打撲などの強い力が加わることによって、乳房内に内出血がおこり脂肪壊死することがあるようです。
数週間後に炎症が原因によるしこりやへこみ、ひきつれなど乳がんと紛らわしい症状を引き起こす場合があり経過観察しなければなりません。
脂肪壊死であれば自然に治るので治療は必要ありませんが、要観察です。
2ヶ月後に予約した乳がん検診までの間、不安な日々を過ごすことになってしまいました。
1週間立って、ようやく青いあざの周りが黄色く変化し、すこしだけ薄くなってきましたがまだまだ青いあざが痛々しく残っています。
その後、自転車を慎重に漕ぐようになったのは言うまでもありません。
3ヶ月後
胸の青い字が完全にきえるまでに丸々2ヶ月かかりました。
そして乳がん検診の結果は「異常なし」の通知のハガキが届きひと安心いたしました。
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