12月に母が亡くなったときに依頼した葬儀社では、セットコースの中に「スマート葬儀」というサービスが付いていました。
初めて耳にする言葉に最初はそんなもの不要!と思いましたが、コロナ禍で家族葬が増えている今の時代に見合ったプランかも知れません。
スマート葬儀とは
オンラインで葬儀案内の配信、オンラインで葬儀に参列、オンラインで香典の受付、供花、供物、返礼品の手配、アルバムのアップロードなどをパソコンやスマートフォンでできるオンライン葬儀サービスのことです。
メールやLINEで葬儀案内を配信
葬儀社との打合せが終わると、翌日にはさっそく葬儀社からメールで葬儀案内のURLが送られてきます。
このURLをメールやLINEに貼り付けて送信すれば、親族、知人、友人へ簡単に葬儀案内ができるというわけです。
以前なら電話で口頭連絡、またはFAXなどでひとりひとりに伝える手間が一気に省ける上に正確にお知らせすることができます。
この案内には葬儀場のMapも添付されています。
メールで遺影写真を依頼
遺影写真は打ち合わせ時に葬儀社に渡します。
眼が弱く、室内でも常に色のついたメガネをかけていた母の写真は色付きメガネの写真ばかり。
眼鏡の色を薄く調整して欲しいという希望を伝えました。
遺影写真の背景のデザインや色は何十種類もあり、その場ですぐ決めることができません。
とりあえず3種類の背景・デザインを候補に選びました。
即日、候補に選んだデザインと背景の3種類の写真がメールで送られてきて、実際の画像を見てから1枚の希望の写真を決めることができました。
遺影写真を決めると瞬時に、さきほどの葬儀案内のURLのトップに母の写真が貼り付けられます。
オンラインで葬儀参列
葬儀当日の動画を配信、会場に参列できなくてもリアルタイムで通夜・告別式の様子を確認することができます。
さらに、スマートフォンやパソコンから葬儀への参加や記帳も可能な場合もあるようです。
お香典のキャッシュレス決済
お香典もクレジットカードなどのキャッシュレス決済が可能となっています。
スマート葬儀でメモリアルアルバム
葬儀の様子の写真や、故人の思い出の写真をアップロードすることによりメモリアルアルバムが作成されます。
オンライン上で返礼品手配
香典、供花、弔電、会葬者がリスト化された一覧を見ながらそれぞれに合わせた返礼品の手配や注文ができます。
まとめ 感想
遠方に住んでいる高齢者、遠出が難しい子育て世代にとってオンラインで葬儀に参列できるのは大変便利です。
我が家のセットコースは一番最低限のコースでしたので、スマート葬儀のランクも葬儀案内と記録のみ。
上のランクのコースになると葬儀の動画配信、さらに上のランクになるとオリジナルアルバム(CD-R)と葬儀の動画配信といったようにスマート葬儀にもランクがあり金額が変わります。
今回スマート葬儀のプランのおかげで葬儀の記録写真を親族に見せることができました。
興味のある方はスマート葬儀を扱っている葬儀社を事前に調べてみてはいかがでしょうか。
葬儀や法要は故人と親しかった親戚や友人知人らが一同に集まって、思い出を語りながら故人を偲ぶことが一番の供養になると思っていますが、時と場合によってはスマート葬儀も選択肢のひとつかもしれません。