鼻の下のホクロを発見したのは、小学校1年の頃でした。最初はゴミかと思い手ではらうも取れず鉛筆の芯の先ほどの小さな点でした。
思春期を経て、大人になるまでまったく気にしたことがなかったのですが、出産後、お顔のお手入れも無関心になり髪を振り乱し育児に専念してたころです。
まだ小さい我が子は私の髪や顔を触りながら感触遊びをします。そこで我が子の指がピタッと止まったのが私の鼻の下のホクロでした。突起物の感触を楽しんでいたのです。
触らないように気をつけていても、自分でも引っ掻いたりこすってしまったり刺激を与えたことにより少しずつ大きくなっていきます。そしていつの間にかホクロは成長し5mmほどの大きさになっていました。
少しずれていたらセクシーホクロでしょうが私のはちょうど鼻の穴の真下、気になってしかたありません。写真の顔も妙にホクロが際立ってみえます。取ってしまいたいですが顔のホクロ占いにもあるように、自分自身の運勢を左右しているような何か意味があるような気がして悩んでしました。
もしかしたら家族みんなでこうして幸せでいられる幸せのホクロかもしれない、取ったら人生変わってしまうかもしれないと迷ってる私に当時、夫が言った言葉は
「そんなの関係ないよ!」
気が楽になり切除することにしました。もともと占いを信じる性格ではなく、もし人生変わったとしても無事に半世紀生きてきたからまあ何かあったとしてもその時はその時です。
ホクロ切除の方法
大きく分けて、手術で切除・縫合と炭酸ガスレーザーで削り取る方法があります。
手術で切除・縫合
局部麻酔をし、メスでホクロを残さず取り除き縫合します。完全に取り除くのでほぼ再発の心配がありません。手術後は消毒と抜糸のために何度か通院します。傷跡が多少残る可能性があります。
炭酸ガスレーザー
局所麻酔をし、炭酸ガスレーザーをあててホクロを削り取ります。出血もほとんどなく短い時間で切除できますが、深部に母斑が残っている場合は再発の可能性があります。
大学病院で診察・手術
形成・美容外科のある大学病院で切開による切除をしました。傷跡が残るのが心配だったのでレーザーによる切除も考えたのですが、5mm以上のホクロはレーザーでは取りきれない場合もあるらしく切開切除にしました。
手術室で局部麻酔をしてから切除・縫合まで、時間は30分もかからなかったと記憶しています。
ホクロは皮膚がんの可能性もありますから念のため病理検査もします。良性のホクロでした。切除縫合しましたのでその後は消毒に数回通院しました。
傷はすぐにくっつき1週間後の抜糸もスムーズだったのですが、傷跡が盛り上がった後に、少し赤く腫れて凹みになりしばらく心配でした。ステロイドのテープで治療し、2,3ヶ月後には傷跡も気にならなくなりました。
手術費用
初診料 約5,000円
手術代と痛み止め・消炎剤の薬代 約10,000円位
その後の消毒のための通院と、ステロイドのテープなども含め、保険適用で合計20,000円位だったと思います。
その後
10年たった今、ほとんどわかりません。よく見るとわかりますが、お化粧で隠せるくらいの傷跡ですから本当ににすっきりしました。思い切って取って良かったと思っています。
がここから私の人生は思わぬ方向に向かっていきました。
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