40年ほど前の結婚事情
・婚約指輪は立て爪ダイヤリング
・結納金はお給料の3倍
・いただいた結納金への結納返し
・嫁入り道具の定番は洋タンス和タンスセットの婚礼タンス
「一生に一度のことですから」の謳い文句につられて、ついついお金をかけてしまう時代でした。
そんな時代に流されるがままに、結納、結婚式、披露宴。
そして立て爪プラチナダイヤの婚約指輪ももらいました。
きらびやかに光り輝くダイヤのように、これからスタートする結婚生活も光り輝くことを微塵も疑わず、、、。
がしかし、何が起こるか誰にもわからないのが人生で、還暦過ぎて離婚するとは想定外。
離婚時に「心機一転、婚約指輪は捨てる」という思考にはならず未だ手元に持ってますが、
左手の薬指につける機会を失ったダイヤリングは、今もなお輝きを失うことなく光り輝いています。
離婚後の婚約指輪
離婚後の婚約指輪をどうしたかのアンケート結果には
売った
捨てた
持っている
リメイクした 等の回答結果があるようです。
普段使いしたくて一度リメイクしているダイヤリングですが、思い切って買取業者に査定してもらいました。当時の購入価格は数十万円。
買取業者1軒め
数年前に、街中の小さな買取業者に査定してもらったときの査定額は15,000円。
鑑定書があればもう少し高い値がつくと言われ、あまりの査定額の低さは衝撃的でした。
買取業者2軒め
今度は全国に店舗を構えている総合買取専門店「エコリング」で査定してもらいました。
今回は鑑定書付きの査定でしたが、その査定額は28,000円。
なんと鑑定書に記載してあるグレードと相違があるというのです。
「米国宝石学会G.G」の鑑定書ですが、日本の鑑定書に比べて信頼性が、、、ともいうのです。
鑑定書の記載は
クオリティグレード(透明度の等級) VVS1
カラーグレード(色の等級) F
割りとグレードの高いダイヤと思っていましたが、鑑定書と相違があるとは。。査定額の低さに加えてさらに衝撃を受けました。。
一度立て爪から埋め込みにリメイク(加工賃80,000円)したのが原因でしょうか。
買い取り価格によっては売ることも考えましたが、そのまま持ち帰りまたタンスの引き出しの奥へ敢え無くお蔵入りとなりました。
いつか生活が困窮したときに、生活資金のために売るという選択肢はなくなりました。