帯状疱疹の患者さんが最近増えているそうです。
新型コロナの後遺症か
コロナワクチンの副作用か
コロナ禍によるストレスからか
増加の原因はよくわからないようですが、ストレスや疲労・病気などで免疫力が低下したときに、体内に潜んでいたみずぼうそうのウィルスが神経に沿って帯状疱疹となって現れます。
私もコロナ禍になるもっと前ですが、帯状疱疹になってしまったことがあります。
4、5年前でしたがちょうど生活が大きく変化しようとしていたころで疲労とストレスからだったと思います。
ちょうどこの頃→波瀾万丈の50代
最初の症状
最初は右脇腹がチクチク・ピリピリ軽い痛みを感じる程度でした。
インターネットで「脇腹チクチク」で検索するとヒットしたいくつかの病名の中に「帯状疱疹」という文字も目にします。
と同時に右腕に虫刺されのような湿疹が発生。
当時、家の庭の雑草取りをするたびに虫に刺されていたので、また虫刺されかと特に気にもしていませんでした。
ただ、1箇所に集中した湿疹だったので念のため皮膚科を受診。
診断の結果は「虫刺され」
そのとき処方された塗り薬がこちら デルモゾールG軟膏(ステロイド外用塗布剤)
薬を塗ったあとの症状(閲覧注意)
虫刺されと診断され、処方された塗り薬を何の疑いもなく患部に塗布。
1週間後にまた受診するように言われていたので数日塗り続けた結果
次のような症状になってしまいまいました。
帯状疱疹にステロイドを使用してはいけないという記事が薬剤師のための情報サイトに掲載されています。
帯状疱疹は潜伏感染していた水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化による臨床像であり、ステロイドの免疫抑制作用により、症状が悪化する可能性がある。従って、感染症および疥癬などの動物性皮膚疾患には、ステロイドは禁忌となっている。
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/di/
2回めの受診(閲覧注意)
さすがにこれおかしいだろとイライラしながら1週間後に皮膚科へ
医者 「あれっ!?(無言に近い)」
「・・・・」
私 「これ、帯状疱疹ではないですかね?」
医者 「でももう治りかけてるな」
私 「帯状疱疹の場合、抗ウィルス薬を1週間飲まなくてはいけないのでは?」
医者 「治りかけてるから必要ないけど念のため処方しておきましょう」
私 「・・・・(誤診認めないんだ~)」
たしかに、帯状疱疹というと体の半分に赤く小さな水ぶくれが痛々しく現れ、相当な痛みも伴うようです。
人によっては症状が治ったあとも痛みが続いたり湿疹の跡が残ってしまう場合があると言われています。
私の場合は、症状もかなり軽く痛みも伴わず、湿疹の範囲も右腕(肩の少し下あたり)の5cm四方ほどで、初期症状で虫刺されと診断されても仕方なかったかも知れません。
免疫力の低下で発症した帯状疱疹ですが、自己治癒力で治してしまいました。
帯状疱疹で処方された薬
帯状疱疹用に処方された塗り薬がこちら フェナゾール軟膏(非ステロイド性の抗炎症薬)
他に飲み薬のアメナリーフ錠200mg(帯状疱疹の原因となっているウイルスの増殖を抑える薬) 1日2錠x5日分
こちらは念のため全部飲みきりました。
この飲み薬が高額で塗り薬と合わせて3割負担で5000円ほど、痛い出費でした。
治った後も、湿疹の痕はしばらく薄っすら残っていましたが、数年後にはまったくわからなくなりました。
自己治癒力のお陰で帯状疱疹の痛みも感じず、湿疹あともすっかり綺麗になりましたのでまあ良しとしておきましょう。